♪本書紹介(訳者あとがきより)

上巻に収めたのは、二胡の基本知識からはじまり、基礎的な演奏技巧がほぼすべて学べるまでの部分であり、入門者から、上級者の復習用にも幅広く使っていただきたい。 

また、本書発刊と同時に、二胡がわかる! シリーズ2として、『二胡を弾くためにたいせつなこと』も発刊した。本書と相互に補完し合う教材として手に取っていただき、みなさまの二胡上達の助けとなれることを願う。

 

♪本書の特徴紹介

1.解説・図説・楽譜により実践的!

「まえがき」より

本書は教師が生徒に授業をする形で、初心者から学べるように二胡の演奏技法を詳しく解説している。そしてそれらが実践できるように、演奏技法ごとに練習曲と楽曲を掲載した。

 

2.豊富な説明で二胡に関する知識が増える!

「第一課 二胡の基本知識」より

・・・。元代(12711368)に入ると、胡琴は更に改良され、胴は皮で覆われ、まさに「馬尾胡琴」が形成された。明・清時期(13681912)になると、各民族の文化交流や地方戯曲・民族音楽の勃興発展に伴い、胡琴は次第に全国各地に伝播していった。しかし・・・ 

 

3.難しい奏法も身近な譬えでよくわかる!

「第六課 ビブラートの練習」より 

・・・。二胡演奏の動作は、人が生活の中でしている動作と同じである。特別演奏のためにだけ創作したわけじゃない。人類が地上にもともとある物質を組み合わせて色んな物を作ってきたようなものだ。ビブラートの動作が生活の中のどんな動作に似ているか、想像してみよう。ほら・・・

目 次

 

第  一  課 二胡の基本知識 

第  二  課 演奏姿勢と開放弦の練習  

第  三  課 二胡の持ち方と弦の押さえ方・D調第1ポジションの練習 

第  四  課 連弓と混合弓づかいの練習

第  五    G調第1ポジションの練習

第  六   ビブラートの練習

第  七    D調第2ポジションの練習

第  八    D調第1・第2ポジション移動の練習

第  九    G調第2ポジションと第1・第2ポジション移動の練習

第  十    F調第1・第2ポジションとポジション移動の練習

第 十一 課  C調第1ポジション・分割ポジション・第2ポジションとポジション移動の練習

第 十二 課  B調第1・第2ポジションとポジション移動の練習

第 十三 課   A調第1・第2ポジションとポジション移動の練習

第 十四 課 ダッシュの練習

第 十五 課 速弓の練習

第 十六 課 トレモロの練習

第 十七 課 馬蹄弓の練習

第 十八 課 滑音の練習

第 十九 課   トリルの練習

第 二十 課 装飾音の練習 

 

 

 

・規格:横225mm×縦300mm×厚さ約7mm

・価格:2,310円(税込)